あらたに性別は要らない。

『無性別・FtX』のあらたが書き連ねるブログです。

タイでの『子宮·卵巣摘出手術』

今日も電気毛布から離れられないあらたです、こんにちは。それでも寒いです:(´◦ω◦`):ガクブル

 

今日は初めての海外旅行が、『子宮·卵巣摘出手術』を受ける為のタイになりましたw

 

この手術を受けると、戸籍上で【男性】に変更することが出来ます。

アテンダント会社をどうするか、悩みに悩んで…

●空港まで迎えに来てくださる

●手術の日も、手術を終えて毎日ある病院への通院への送迎もしてくださる

●泊まるのがマンションで1階にファミマがあり、美味しいご飯屋さんもある(メニューも日本語で書いてある)炒飯を頼んだのですが、激ウマで何回も通いたかったです…

●買い出しも頼めば、車を出して連れて行ってくださる

●入院時は良く『スイカジュース🍉』を買って来てくれました(利尿作用があるらしく、早く良くなる様にと買ってくださっていました)すごく美味しいです!

●カウンセリングにも一緒に付き添って、細かい事を聞いたり、こちらの要望や質問を丁寧に翻訳してくれました

と安心出来る所に決めました。

 

ちなみに手術を受けたのは『ガモンクリニック』さんです。

当時、体重70kg近くあって(今もそうか…orz)アテンダントの社長さんに(手術前の検査のいっかんで、体重も計ったんです;)『肥満気味だね』と言われたのも覚えていますw

『子宮·卵巣摘出手術』では、下腹部に横に15cm程の長さに切って、そのまま子宮·卵巣を取り出します。

脂肪があるので、ガモン先生大変だっただろうな~と思ったり。

 

当時、取り出した子宮·卵巣の写真をもらったのですが、本当に子宮·卵巣…保健体育で学んだその物が写真に写っていました。

グロっぽかったのと、写真を無くしてしまったので画像アップは出来ませんが…『これが僕の体内に入っていた不要な子宮·卵巣だったんだ…』と嬉しかったです。

病理検査では、問題無かったのですが…生理痛が酷い割には血があまり出て来なくて、病理検査に引っかかるだろうと思っていたのが問題無しと言う事で。何故か少しガックリしてしまいました。

 

子宮·卵巣は最期の抵抗だったのか、手術当日に生理が来てしまって…最期の最期まで迷惑掛けて来ました;

 

子宮·卵巣摘出をした事で、今まであった物が無くなり、その空間に腸が少し位置が下がると言うのも聞いていました。

また、切った腹部には『溶ける糸』を使っており、抜糸の必要が無く安心しました。

手術した当時しばらくは傷跡はケロイド状態だったのが、今はそれも無くなり良く見てみないと分からない位になりました。

ガモン先生の診断書と子宮·卵巣摘出手術を受けた旨の書類をアテンダント会社の方が翻訳もして下さり、切った部分に痛みがありましたが、無事に帰国出来ました。

 

これで、色々書類を集めて家庭裁判所?(だった様な…)に提出をし、戸籍上の性別がやっと『男性』になりました!1番嫌だった『女性』の性別から変わり本当に嬉しかったです。

 

手術をして性別が変われば、改名も出来たのですが…子宮·卵巣摘出手術を受ける数ヶ月位前に美容外科での診断書で改名をしていました。

肌荒れが酷いのを隠したくて高校生の時からやっていたリキッドファンデーションに気付かれ、『どうして化粧をしているのですか?』と聞かれあたふたした心にフタをしつつ、肌が汚いからともう1つ理由を話したのですが…忘れてしまいました;すみません(;_;)

 

でも無事に改名の許可を得られたので安心と嬉しさでいっぱいでした。

 

ちなみに4姉妹のあらたの名前ですが…すごく悩みました。

●みんな『あ』から始まる名前

●漢字1文字で(あらたは違いましたが)『草かんむり』が付いている名前

だったのですが、一時期『東京ディズニーシー』でカストーディアル(お掃除屋さん)で、『新(あらた)』と言う男性の先輩の名前を知ってから、『新にしよう!!』と先輩から名前をいただきました。

よくよく見てみると、漢字の左側に重なる様にして『梓(あずさ)』の文字が入っていたので、これで良いだろうと思い新(あらた)に決定しました。

 

でも、家族内や友達からは昔から『あーちゃん』と呼ばれていたので、改名後も家族や友達からは変わらず『あーちゃん』呼ばわりでした…。

いや、良いのですが…。何か、何か……。

『新(あらた)』と呼んで欲しかったです。

今はヘルパーさんや初めてお会いする方には『新くん』と呼んでもらえてるので、嬉しいです😭

 

ちなみにパートナー(恋人)からは『しば兄(しばにい)』と呼ばれていますw

 

柴犬大好きで、あだ名として『しば助(しばすけ)』と言うのも使っていたので、それからもじって『しば兄(しばにい)』となったのですが、いつ本名で呼んでもらえるのか待っています(笑)

 

次回は1番お金が掛かった『膣閉鎖・ミニペニス形成(立ちションする為の手術)』の手術を受けにまたタイへ行きます。

またお世話になったアテンダント会社さんへお世話になるのですが…この手術を受けてから、色々悩み『無性(FtX)』について考える様になります。

 

本当は『膣閉鎖』のみで良かったのですが、『男性になりたい』を基準に手術をする訳ですから、とても言えませんでしたし、当時は『立ちション出来る様になりたい!』気持ちはあったので、やる気満々でした。

しかし、手術を受けた結果未だに立ちション出来ず…男子トイレでも個室を使うしかなくなるのですが…;

 

それでは、また次回…気になる方はまた足を運んでいただけると幸いです( *´꒳`* )